
今までの人生を無駄にせず、
これからの人生を本物にできる
人はだれでも、人間として生まれたからには自分や家族の幸せを願い、そのために一生懸命に生きています。
しかし、人生を真剣に、真面目に生きているにもかかわらず、問題が次々と起こり、「悩み」「苦しみ」が生じて行き詰まっている人がたくさんいます。一昨年まで3万人を越えていた自殺者。いったいどれほど多くの人が「悩み」や「苦しみ」を抱え込んでしまっているのでしょう。自分の人生を振り返えると、それはとても他人ごととは思えません。一歩間違えば自身もその3万人の一人に入っていたかもしれません。
本書・なやくる『悩み苦しみがあるほど幸せになれる』は、ただ単に物の見方や考え方を示してくれるというのではなく、自分のこれまでの生き方を180度変えてくれる、それどころか自分を生まれ変わらせる方法を教えてくれる1冊です。
世の中には、恋愛、結婚、健康、家族や子ども、仕事など、身近な問題で悩んでいる方がたくさんいます。人間だれしも「目の前にある問題が解決すればどんなにか喜べるだろう……」と願うのは無理もありません。そしていろいろな本を読んだり、新聞やテレビで見聞きするニュースや識者の話を聞き、また家族や親しい友人に相談して問題を解決しようと努力します。しかし、頭でいろいろ考えて解決しようとするとまた新たな問題が発生します。
一時的に解決したように見えても問題の根本は解決しておらず、また問題を引き寄せてしまうのです。
「どんな問題があっても気にならず、喜べる自分になっていれば問題は消えていき、喜びの現象が生活に現れてくる」と本書は言います。ここで言う「喜びの自分」とは、私たちが頭で考える世界とはまったく別のものであり、人間だれもが持っている自分ではどうすることもできない無意識の世界(本書が言うところの「魂そのものの波動」)であり、それが大きく作用して、自分を取り巻くさまざまな現象を作り出していると言います。どれほど素晴らしい知識や思想を身につけても、頭や心ではどうすることもできない世界です。
本書では、自分を取り巻く環境を「喜び」のあふれるものにするためのいくつかの具体的な方法を示してくれています。それを読み進むうちに、これなら少し頑張れば自分にもできるかも知れないと前向きな気持ちになり、目の前が明るく大きくひらけてきました。本書にはこの具体的な方法を実践した人たちの体験も書かれてあり、これを読むだけでも気持ちの中に大きな変化の兆しが見えてくるとともに、これら実践によってだれでも日々の暮らしの中で自然と笑顔があふれ、それにつれて周りの人たちにも笑顔が見られるようになると思います。いえ、もしかするとこれは、自分がこれまで気づいていなかった周りの人たちの笑顔を素直に感じられるようになるということだけなのかもしれません。
もし、あなたが今、苦の絶頂にあるならば今こそがチャンスと言えます。日々の生活を笑顔とともに送り、今までの人生を無駄にせず、これからの人生を本物にできるかどうかの分岐点に、今、あなたは立っているのかもしれません。ぜひ、本書・なやくる『悩み苦しみがあるほど幸せになれる』を手にとってごらんになることをおすすめいたします。